紋別商工会議所は8月3~4日、夏の紋別観光をPRする1泊2日のモニターツアー「JNO(実は夏も面白い) MOMBETSUモニターツアー」を実施した。SNSを日常的に使う首都圏および道央在住の20代、30代の女性を対象に募集し、首都圏から5人、道央から3人、合わせて8人が参加した。
紋別は冬場の流氷観光が人気だが、夏場の観光はあまり知られていないため、夏場の観光開発により観光の通年化を図り、産業化につなげるのが狙いだ。同所は2017年から観光資源の洗い出しや観光消費に関する調査を実施し、18年に観光モデルルートを作成。その内容を検証するため同年9月にモニターツアーを予定していたが、北海道胆振東部地震の影響により中止した。
ようやく実現した今回のツアーでは、アザラシとの触れ合いや海鮮バーベキュー、砕氷船ガリンコ号で星空を楽しむナイトクルーズ、絶景の穴場巡りなど紋別の魅力をたっぷり紹介。参加者からは、「こんなに大満足のツアーは初めて」「地元の人との出会いが一番の思い出」などと好評だ。
同所は「参加者の反応に手応えを感じた。現地の人との交流が満足度を高めたので、観光メニューとして確立させたい」と話す。情報発信の仕方など他の課題もあるが、「このツアーを商品化させたい」と意欲を見せている。
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