岡山商工会議所に事務局を置くおかやま桃太郎まつり烏城夏まつり実行委員会は8月2~3日の2日間、「烏城夏まつり」を初めて開催した。令和最初の夏を迎えるに当たり企画された本イベントは、岡山城一帯を会場として行われ、2日間で約5万人が来場してにぎわいを見せた。
最も注目されたのが、岡山城天守閣に投影されたプロジェクションマッピングだ。岡山城の歴史や、桃太郎伝説、令和時代の幕開けなどをテーマにしたオリジナル映像が映し出され、見物客を魅了した。多くの観客に鑑賞してもらえるよう、約7分間の映像を複数回繰り返し上映し、エンドロールでは協賛事業所名を投影。複合的なエンターテインメントを目指し、城下町をイメージして、ビアガーデン「烏城 麦酒(ばくしゅ)城下町」のほか、射的やヨーヨー釣りなどの昔懐かしい遊びが体験できる遊戯ブースを設置。家族で楽しめる縁日の雰囲気を演出した。
来場者からは「去年は豪雨のためまつりどころではなかったので、久しぶりで楽しい感じ」「いつもの岡山城とは違う姿もきれい」など、喜びの声が多数聞かれ、事務局は「幅広い世代の人たちに楽しんでもらえた。これからも、人と人との心がつながるようなまつりに育てていきたい」と語った。
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