各地商工会議所を通じて集まった逸品を、週替わりで東京・秋葉原の食のテーマパーク「日本百貨店しょくひんかん」で販売する「地域うまいもんマルシェ」が好評開催中だ。店舗で販売された人気商品の「こだわり」に迫る。
上越商工会議所は、上越市で生まれた特産品からオリジナル性、信頼性、市場性、地域性の点で優れた製品として市が認証した「メイド・イン上越」認証商品の数々を紹介した。同認証制度は2013年に始まり、現在特産品(食品・工芸品)98品、工業製品28品が認証されている。
古くからの特産品の一つとして紹介したのはかまぼこだ。老舗の伝統的なすり身揚げセット「高田みやげ」をはじめ、魚肉のすり身に地酒の酒かすを加えた「酒粕の力」、上越産バジルの香りと黒コショウが効いた「今夜も乾杯」など種類豊富なかまぼこがブースに並んだ。また江戸時代、高田城主が参勤交代時に土産として江戸へ持参したといわれる銘菓「翁飴」も販売。水飴と寒天でつくるあっさりした甘さの飴菓子で、長期間保存が可能だ。
一方、新名物としてPR中の商品もそろった。名物「笹だんご」がまるごとパンの中に入った「笹だんごパン」は、ほどよい甘さともちもち感、愛らしいパンダのパッケージで人気。地元ベーカリーが上越の四季をイメージしてつくった「シュトレン」(ドイツのクリスマス菓子)もお薦めだ。
そのほか、甘酒のエキスを凝縮した発酵甘味料「甘麹蜜」、新潟のブランドイチゴ「越後姫」を使ったフルーツ酢「苺の飲む酢」、バジルの香り爽やかな「バジル塩糀」、サケやタラのワイン漬け珍味などもアピールした。
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