塩釜商工会議所(宮城県)では「みなと塩竈海保カレープロジェクト」の一環として「みなと塩竈海保カレー」のレトルトを製作し、3月16日から同所の会員企業である合同会社顔晴れ塩竃の協力を得て販売を始めた。
海上保安部では各巡視船の料理長が代々引き継がれたカレーレシピを持ち、一航海の区切りとなる入港日の昼食にカレーが提供されるという。同所では2018年12月から、観光振興と地域活性化のために同プロジェクトを発足。宮城海上保安部の協力の下、同保安部の船艇で食べられている伝統の海保カレーを市内の飲食店で提供してきた。
「巡視船ざおう」の本格派ビーフカレー、「巡視船まつしま」の魚介の旨みたっぷりのシーフードカレー、「巡視船くりこま」の爽やかな甘みと酸味が絶妙なフルーツキーマカレーの3種類。レトルト版でも、化学調味料、着色料、香料を使用せず、海保カレーの味を忠実に再現している。また、ギフト用パッケージにもこだわった。同所担当者は「年代・性別問わず、カレー好きの人や巡視船のカレーに興味のある人など、たくさんの人に召し上がっていただきたいです」と、新たな名物グルメとしてアピールしている。
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