長崎県には島がいくつあるかご存じでしょうか? 答えは971。もちろん日本一です。そのため、当県は面積の割には海岸線が長く、北海道に次ぐ第2位で、文字どおりの海洋県。その長い海岸線を生かして、漁業生産高も第2位です。
当県を代表する離島としては、壱岐、対馬、五島列島などが挙げられますが、ここでは、出島、軍艦島、五島という三つの島?をご紹介したいと思います。大きさでは五島→軍艦島→出島?の順ですが、人口は五島(5万人)、軍艦島(0人)、出島(0人)。長崎市中心部からの所要時間は、出島(徒歩で0分)、軍艦島(船で30分)、五島(船で90分)。知名度は、教科書にも載っており130年ぶりに表門(おもてもん)橋が架かった“復元”出島がトップ。次いで自然の美しさや 2018年の世界遺産登録、さらには映画やテレビなどへの露出も多く、最近では“女優・吉永小百合さんの椿”と“女優・川口春奈さんの出身地”なども加わりブレイク中の五島、最後は15年に世界遺産登録され、今なお多くの観光客にお越しいただいている軍艦島の順になろうかと思います。皆さまにも是非、長崎の“島巡り”をお楽しみいただければと思います。
また、当市では、100年に一度といわれるまちづくりが進行中です。22年の新幹線西九州ルートの開業と、相前後して駅隣接でMICE施設、ヒルトン・マリオットホテルなどの建設、駅から徒歩8分の場所にジャパネットホールディングスが700億円投じて進めるサッカースタジアムシティープロジェクト、加えて今般、国の長崎港2バース化事業も決定し、数年後には大浦天主堂やグラバー園など長崎が誇る世界遺産の眼前に、大型クルーズ船2隻が同時に並ぶ光景が実現する見込みです。
私ども十八銀行は、19年10月に、ふくおかフィナンシャルグループ入りし、20年10月に県内の親和銀行と合併することになっています。統合発表後、公正取引委員会の認可が下りるまで2年半を要しましたが、地方経済と地域社会の実情をご理解いただく貴重な時間だったと思っています。その後、国の方針として金融や交通など公共性の高い企業の統合は、一律にシェアだけで判断すべきではないという見解が示され、法整備にまで至ったことはご承知のとおりです。地銀の経営環境は間違いなく厳しく、よって立つ地域の経済基盤や個社の体力が、当然異なることから、それぞれがベストの選択をすればよいと思っています。
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