日商 Assist Biz

更新

今日から始める“大人”健康生活 Vol.5 これからが本番!インフルエンザに負けない口腔ケア

ていねいな歯磨きでインフルエンザを撃退!

日に日に気温が下がり、空気が乾燥してくると、細菌やウイルスによる感染症が流行し始めます。中でも厄介なのがインフルエンザです。感染力が強い上に潜伏期間が1~2日と短く、発症前から他人にもうつります。そのため、いったん流行すると急速に感染が広がり、患者数は例年約1000万人にも上るといわれています。「感染しない、させない」ためにも、一人一人が今のうちから予防を心掛けることが大切です。

基本となるのは、うがいや手洗いを小まめに行うことです。そしてワクチンも接種しておきましょう。体内に抗体がつくられるまでに2週間ほどかかるので、流行する前に受けておくのがポイントです。

さらに近年、口腔(こうくう)ケアも重視されています。口の中にはさまざまな細菌がいて、それらが出す酵素にはインフルエンザウイルスを粘膜に侵入しやすくする働きのあるものがあります。しかもウイルスの増殖を助ける作用もあるといわれているので、口の中を不潔にしていたり、歯周病の炎症があったりすると、感染リスクが高くなります。つまり、口腔内の細菌をいかに減らして清潔に保つかが、予防効果を大きく左右するわけです。

そこでまずは、歯磨きを徹底しましょう。毎食後に歯を磨く習慣の人も多いですが、まずは起床時と寝る前に念入りに磨くようにします。特に細菌は寝ている間に増殖しやすいので、朝起きたら念入りに磨くクセをつけるといいでしょう。

歯ブラシの届かない歯間や歯と歯茎の境目の汚れには、歯間ブラシやフロスを使うと便利です。毎日でなくてもかまいませんが、定期的に行って、細菌の塊ともいえる歯垢(しこう)を取り除きましょう。さらに、舌の表面や口腔粘膜の汚れは、マウスウォッシュなどで殺菌し、洗い流すのがお勧めです。

少し面倒に感じるかもしれませんが、口の中がスッキリすると気分もいいですし、何よりインフルエンザ予防に威力を発揮します。

福田千晶(ふくだ・ちあき) 医学博士・健康科学アドバイザー 1988年慶應義塾大学医学部卒業後、東京慈恵会医科大学リハビリテーション医学科に勤務。96年よりフリーランスの健康科学アドバイザーとして、講演、執筆、テレビ・ラジオ番組への出演などで幅広く活躍。また、診療所などで診察を担当するほか、産業医として企業の健康管理や健康啓発にも携わる。主な著書に『メタボがわかれば寿命がのびる!』(白夜書房)、『体脂肪を燃焼させるスロートレーニング』(永岡書店)など多数

次の記事

今日から始める“大人”健康生活 Vol.6 お酒と賢く付き合うコツ

福田千晶

飲む機会が多くなる年末年始。「今日は飲み過ぎないようにしよう」と心に決めていても、いざ飲み始めると「ほどほど」や「適量」でやめるのは難し...

前の記事

今日から始める“大人”健康生活 Vol.4 カンタン青魚レシピで生活習慣病を撃退

福田千晶

サンマ、イワシ、サバ……。これら背の青い魚は、長年日本の食卓を支えてきた食材ですが、中でも今、空前のブームとなっているのが“青魚の王様”と呼...

関連記事

今日から始める“大人”健康生活 Vol.24 侮るとちょっと怖い症状⑤ 咳がなかなか止まらない 無料会員限定

福田千晶

風邪かな?と思っていた咳がなかなか止まらない、人と話すときに咳込んで困る―。そんな状態が2週間以上続くようなら、風邪が原因ではないかもしれ...

今日から始める“大人”健康生活 Vol.23 侮るとちょっと怖い症状④ 股関節が硬くなる

福田千晶

〝体が硬い〟とは、関節の動かせる領域が狭いことを意味します。その原因として、関節そのものに問題がある場合や、周辺の筋肉の伸びが悪くなって...

今日から始める“大人”健康生活 Vol.22 侮るとちょっと怖い症状③ 口呼吸

福田千晶

普段、私たちは無意識に呼吸をしています。本来は、鼻から息を吸う鼻呼吸が基本で、口呼吸は泳いでいるときや、運動後に大量の空気を吸う必要のあ...