平成29年度の集大成となる「日本YEG第37回全国大会」が、岐阜県各務原市などにおいて、平成30年2月15日から17日までの3日間開催される。前回は、北海道岩見沢市を中心に行われ、たくさんの出会いや感動、そして一体感が生まれた。今回も、全国各地より数千人のYEGメンバーが岐阜県に集結するが、この地でどんな新たなドラマが生まれるのであろうか。
全国大会開催の「メリット」とは
全国大会の大会会長を務める田中暢之氏は、全国大会を開催するメリットについて次のように語る。「全国大会は、YEGにおける最大の情報発信・成長・交流の場であり、開催地域の魅力を全国へ発信し、地域経済の活性化につなげるものです。また、大会の企画運営を通して、自己の成長、地域への理解を深めることもできます。何より、全国のメンバーたちと交流することにより、新規ビジネスの創造、自社の発展につながるものと考えています」
開催地「岐阜」の魅力と特色ある「分科会」
今回の開催地である「岐阜県」は、清流の国と言われ、日本の人口重心中央に位置する。信長公ゆかりの岐阜城、航空自衛隊岐阜基地を中心に、発展著しい航空宇宙産業、歴史豊かな旧中山道宿場町、伝統工芸、世界遺産白川郷など、風土豊かで四季折々の風景を楽しめる。これら魅力ある地域で、岐阜県下の6単会が、それぞれ特色のある分科会を企画している。ぜひ分科会にも参加し、その地域でのふれあい、YEGメンバーとの交流を楽しんでもらいたい。
キャッチフレーズに込めた思い
「STAND BY ME」。この大会キャッチフレーズに込めた思いについて、田中会長は、「われわれYEGは地域を支える青年経済人として、自己の成長、自社の発展に努めねばなりません。それは、自社の従業員に支えられ、家族や地域に支えられ、YEGをはじめとした仲間に、そしてさまざまなビジネスに絡む人たちに支えられて、ようやく成し得ることであると考えます。三矢の教えのように、一人では成し得ないことであっても、皆が力を合わせれば可能になります。既に地域をけん引している“個”としてのYEGメンバーが、『STAND BY ME』=支えあうことで、その力を結集できれば計り知れない力を発揮し、地方創生の切り札になります」と語る。田中大会会長は、全国大会も同じことだと続ける。「本大会は、個人でも単会でもなく、岐阜県連や東海ブロック、そして全国から参加する日本YEGメンバーが全員でつくり上げる大会です。キャッチフレーズのように、メンバー同士が支え合うことができれば、われわれは、間違いなく商工会議所活動の一翼を担える存在になれる、と考えます」
今回の全国大会は、今年度35周年を迎えた日本YEGが新たなスタートを切り、YEGメンバー一人一人が、今後も時代を先駆ける存在であり続けるための絶好の機会。情報過多のこの時代において、自身が望むものを国内のどの地域にいようと取得可能だということを分かってもらえることを目指している。岐阜県は、政令市が存在しない地域であるものの、最先端の航空機産業や研究施設が存在し、最新の情報であっても容易に入手することが可能である。つまり、時代は確実に変わっており、YEGも変革の時期にきているということを感じ、先導者たる気概をもってこの変革を受け入れ、さらなる高みへとつなげていくことが最終目標だ。
●「29年度の集大成となる記念式典」
記念式典には、日本商工会議所の三村明夫会頭も参加する予定となっている。そこでは、YEGに対する期待を込めた祝辞をいただくだけでなく、政策提言委員会が中心となって検討を続けている「YEG政策提言」の手交や、今年で14回目となるビジネスプランコンテストの表彰式を行うことなどが計画されている。29年度の集大成となる記念式典に、ぜひ参加いただきたい。
大会概要
■ 主催
日本商工会議所青年部
■ 主管
岐阜県商工会議所青年部連合会
開催地青年部/各務原商工会議所青年部
■ 開催日
平成30年2月15日(木)、16日(金)、17日(土)
■ 開催場所
「記念式典・記念講演・記念事業・大懇親会」:岐阜メモリアルセンター「で愛ドーム」
「諸会議・前泊者懇親会」:岐阜都ホテル、長良川国際会議場
「会員総会」:各務原市民会館
「分科会」:岐阜県内各地
「OBサロン」:岐阜都ホテル
■ 参加対象者
①商工会議所青年部会員、商工会議所青年部OB・OG会員
②商工会議所役員および職員
■ 登録料
①会員・OB・OG会員 16,000円/人
②非会員 21,000円/人
その他、分科会により、別途料金が必要な場合があります。
■ 参加予定人数
5,000人
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