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YEG(青年部)フラッシュ 岡山YEG「6月1日岡山市民の日」 &宇都宮YEG「石の里 大谷」

「市民の日」を盛り上げるべく熱弁する出席者たち

全国のYEGでは、地域の特性に応じたさまざまな特徴ある事業に取り組んでいる。今回は、岡山YEG(岡山県)が実施している「6月1日岡山市民の日」と宇都宮YEG(栃木県)が企画した「EXHIBITION IN 石の里 大谷」について紹介する。

岡山YEGの「6月1日岡山市民の日」の試み

岡山市は、2009年4月1日、全国で18番目の政令指定都市として制定された。岡山YEGは、政令指定都市となったことを契機に、何か岡山のシンボルとなるようなものをつくりたいという思いから、多くの事業を考えた。そして11年、岡山YEGが中心となって、経済団体だけでなく町内会などの団体を巻き込み、18団体で市民の日推進協議会をつくり、市制施行日(1889年6月1日)である「6月1日」を「岡山市民の日」とすることを岡山市に提言した。

その結果、12年3月に、「6月1日を岡山市民の日」が制定され、市においても岡山の歴史や文化を再発見する催しや岡山のまちへの愛着を育む催しなど、市民全体で盛り上げる取り組みとなっている。

今年度の取り組みとして、岡山YEGは、岡山商工会議所と協力し、「岡山市民の日」前日の5月31日に、「第1回まちづくりシンポジウム」を主催。第一部では、(一財)日本経済研究所の大西達也常務理事と岡山大学大学院環境生命科学研究科の氏原岳人准教授を講師に招き講演会を開催した。その中で、大西常務は、「地域のにぎわいを再生・創出するためには、交流人口を増やすことが必要であり、そのためには観光から『シティプロモーション』への移行がカギ」と紹介。また、氏原准教授は、フランスの公共交通先進都市ストラスブールを例に挙げ、「車中心から人中心の都市空間へ住みやすさを効率的に高めるには移動手段である公共交通が重要」と述べた。これらの講演を通じて、中心市街地の活性化や都市交通のあり方について学んだ。

第二部のパネルディスカッションでは、古市大藏岡山商工会議所運営委員会委員長をモデレーター、第一部の講師2名と、岡山市都市・交通・公園担当の栗田局長、岡山商工会議所の高谷副会頭、岡山YEGの福原副会長をパネラーとし、「千客万来都市おかやまを目指して」をテーマにそれぞれの立場で魅力あるまちづくりを目指して現状の岡山のまちの問題点と課題について意見交換した。最後に岡山YEGの塚本晃久会長が閉会のあいさつをした。

シンポジウムの終了後には、岡山駅前広場にて岡山YEGメンバー約70名が翌日に迫った「岡山市民の日」推進PR活動を実施。より多くの市民がもっと岡山を好きになってくれたらという思いを込めた熱い活動を行った。

2018年度 岡山YEG会長 塚本晃久氏の言葉。

「当YEGでは、2012年以降、毎月、市民の日についてのチラシを配ったり、6月1日に毎年定例会を行っていました。しかし、14年度に「第35回 全国大会 吉備の国おかやま大会」の開催を控えていたため、優先度は後回しでした。しかし、今年度から始まった岡山YEGの長期ビジョンにあるように、YEGの方向性を出しながら、地元にしっかりと目を向けてもう一回綿密に企画を作り上げていきます。『岡山市民の日推進協議会』の会長を、当YEG歴代会長にやってもらうことにもなりました。来年の政令指定都市移行10年目には、推進協議会で何かできるように検討を進めています」

宇都宮YEGの「石の里 大谷」への試み

栃木県は、19年ぶりにJR各社と自治体、地域の観光事業者などが共同で実施する大型観光キャンペーンであるデスティネーションキャンペーンの誘致に成功し2018年4~6月に「本物の出会い栃木 デスティネーションキャンペーン」(以下DC)を実施することになり、この期間中は、観光客の増加が期待されていた。 そこで、DCの対象地域の一つでもある宇都宮YEGでは、新たな観光資源の掘り起こしとブラッシュアップを行い、DCをきっかけとした地域の活性化や、継続的な地域のPRに取り組む必要があると考えた。

当YEGは、宇都宮市の北西部にあり、大谷石(おおやいし)の採石場所である大谷地区をPRすることを検討。日本最古の石仏である「大谷観音」や高さ27mの「平和観音」、大谷石の採掘場跡で、地下に広大な空間が広がる「大谷資料館」といった魅力を有する地域でありながら、隠れた観光スポットとなっていた大谷地区について、DCの一環として、ガイドツアーの実施や大谷石利用の紹介、大谷地区近辺の食材を用いた飲食店の出店や地域名産品の販売ブースを設営することで、県内外から訪れる観光客へ大谷地区の魅力を発信する「EXHIBITION IN 石の里 大谷」を行うこととした。

6月23日に開催した『EXHIBITION IN 石の里 大谷』では、普段は一般公開していない採掘場跡地に入れる『露天掘りツアー』が、実際に入ることができると告知がなかったため観光客にとっては、サプライズのイベントとなり、人気を呼んだ。また、採掘場跡の岸壁に戦没者の慰霊と世界平和を祈念するために手掘りでつくられた大観音像や大谷石の歴史と巨大地下空間がある大谷資料館などが見どころの一つとして、大いに注目を集める結果となった。

岡山YEGや宇都宮YEGの地域の動きと連動した地域振興の取り組みに、今後も期待したい。

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