日本政府観光局(JNTO)はこのほど、2月の訪日外客数が前年同月比3・8%増の260万4千人となったことを発表した。260万4千人は、2月としては過去最高の訪日外客数となった。これまでの2月の過去最高は、2018年2月の250万9千人だった。
国・地域別では、17カ国・地域で2月として過去最高を記録した。JNTOでは、「東アジア市場においては、今年は旧正月(春節)が2月上旬となったことにより、旅行需要の一部が1月末に移動した市場もあり、訪日者数は前年同月比で微増となった。東南アジア市場のベトナムにおいては、旧正月(テト)休暇により、前年同月比60%を超える高い伸びを記録したほか、新規就航や増便により、航空座席供給量が増加したタイにおいても好調な伸びを記録した。欧米豪市場においては、クルーズ需要が好調であった米国、カナダにおいて堅調な伸びを記録した」と分析している。