日本商工会議所はこのほど、中小企業経営者が見て分かりやすい、IT導入の参考となるような活用事例動画の第2弾を公開した。今回の動画には、中小企業が使いやすいクラウドの導入支援を行っている「つづく株式会社」、そして、その支援先である「両国屋豆腐店」と「株式会社ベジアーツ」の3社が登場している。
つづく株式会社では、改善すべき業務を洗い出した後、業務を軽減するクラウドサービスを提案し、使い方から活用まで伴走型で支援を行っている。
両国屋豆腐店では、紙伝票の事務作業をクラウド会計導入により自動化することで、それまで1日2時間超かかっていた経理事務を30分に短縮。年間で600時間もの労働時間削減に成功した。こうした取り組みにより生まれた時間を生かし営業を強化するとともに、キャッシュレスに対応することで新規顧客を獲得するなど生産性向上に大きな成果を上げている。
農産物の製造・販売を行っている株式会社ベジアーツは、農場のレタスの生育データが多拠点に散らばっていたことから、最新データの把握が課題となっていた。そこで、ITを導入し、クラウドやスマホによりデータを集約することで、収穫時期を決定することが可能となり、レタスを収穫する人員を効率的に配置できるようになった。
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