熊本県商工会議所連合会(熊本県連)はこのほど「平成28年熊本地震復興記録誌」を発刊し、熊本県内の自治体や経済団体、全国515の商工会議所などへ配布した。
2016年4月に発生した熊本地震から3年、同連合会は「創造的復興」の旗印の下、被害を受けた中小・小規模事業者の再興、阿蘇をはじめとする観光地やインフラの復旧、熊本城天守閣の再建、災害を糧としたグランドデザインの策定など、さまざまな取り組みを行ってきた。復興はまだ道半ばだが、この教訓を後世に残すことと、支援者への報告を目的に、同誌を発刊した。
同誌は「熊本地震の概要」「熊本地震からの復興の取り組み」、および県内9商工会議所からの「寄稿」、被害状況調査や復旧経過調査などの「データ編」の4章で構成され、写真を多用して、当時の被害状況や同連合会、商工会議所が行ってきた提言・要望活動と中小企業支援、観光振興、全国からの支援などについて紹介している。
同連合会は復興の目標年である今年を「創造的復興を大きく踏み出す1年」と位置付け、同誌発刊を機にさらなる活動を推進する。
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