観光庁はこのほど、「ゴールデンウイーク(GW)10連休中の旅行動向調査」の結果を公表した。2019年のGW期間中(4月27日~5月6日の10日間)に旅行(日帰り旅行を含む)に出掛けた人は、全体で35%だった。インターネットによるアンケート調査で、日本在住の20歳以上の男女2007人から回答を得た。
GW期間中の休暇取得日数は、18年の6・2日から7・0日へ増加した。年代別に見ると、各年代とも18年よりも増加し、50代が7・4日で最も多かった。
最も多く旅行に出掛けた年代は30代(40・7%)で、最も旅行に出掛けなかった年代は70歳以上(27・6%)だった。旅行に出掛けた人は、期間中に複数回(1人当り平均1・74回)旅行に出掛けた。 旅行に出掛けなかった理由は、「混雑すると思ったから」(45・1%)が最も多かった。次いで、「経済的余裕がなかったから」(25・5%)、「時間的余裕がなかったから」(22・6%)となった。「経済的余裕がなかったから」「時間的余裕がなかったから」と回答した年代は、20代が最も多かった。「混雑すると思ったから」と回答した年代は、70歳以上が最も多かった。
GWが10連休になったことによる旅行意欲は、年代ごとにプラスとマイナスの影響があった。60代以上では、「例年に比べ、旅行をしたくないと思った」が「例年に比べ、旅行をしたいと思った」を上回った。
旅行の同行者は、「家族(子ども、親など含む)」(52%)が大半を占めた。次いで「パートナー(夫婦・恋人など)」(39・5%)、「自分一人」(14・8%)、「知人・友人」 (1・1%)だった。旅行での宿泊先は、「実家・親戚・友人の家」(45%)が最も多かった。次いで「ホテル」(37%)、「旅館」(7%)となった。
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