日本・東京商工会議所が事務局を務めるASEAN・日本経済協議会日本委員会(AJBC)は3月27日、「日本ASEAN第4次産業革命フォーラム」を都内で開催した。同フォーラムでは、「第4次産業革命へのASEANのダイナミズム」や「日ASEAN連携によるソサエティー5・0の実現」などのテーマでパネルディスカッションを行った。
パネルディスカッションでは、独自の技術やノウハウを持った日本企業が現地企業と組むことで、さらに付加価値を生む事例などを紹介した。また、日本企業は東南アジアで起きている変革に取り残されていること、社会課題解決という大きなビジネスチャンスを自社のビジネスに落とし込めていないことなどが指摘された。
AJBCでは、2017年から日本とASEANの民間連携によるイノベーション促進に向け、企業間の交流や政策提言に取り組む「日ASEANイノベーションネットワーク」の活動を行っている。今回のフォーラムは、AJBCのASEAN側のカウンターパートであり、各国政府首脳から任命された民間経済人による諮問機関であるASEANビジネス諮問評議会の来日の機会を捉え開催した。
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