観光庁はこのほど、「訪日外国人旅行者の国内における受け入れ環境整備に関するアンケート」の結果を公表した。同アンケートでは、訪日外国人旅行者の利用が多い成田国際空港、東京国際空港、関西国際空港を中心とした空港・港湾などで、訪日外国人旅行者を対象に、旅行中困ったこと、受け入れ環境(多言語対応、通信環境など)への満足度などについて尋ねた。
旅行中困ったことは、「施設などのスタッフとのコミュニケーションがとれない」が32・9%で最多。次いで「無料公衆無線LAN環境」が28・7%、「多言語表示の少なさ・分かりにくさ」が23・6%となった。一方、「困ったことはなかった」という回答も30・1%に上った。
コミュニケーションで困った場所については、都市部(東京・名古屋・京都・大阪)では、「飲食・小売店」が23・1%でトップ。「鉄道駅・ターミナル」(12・2%)が後に続いている。都市部以外でも、「飲食・小売店」が18・2%で最多となった。
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