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経産省 伝統的工芸品 海外販路開拓後押し 支援テーマ10件発表

「Craft Meet プロジェクト」の選定テーマ

経済産業省はこのほど、伝統的工芸品の海外販路開拓や地域経済活性化の推進のため、日本各地に埋もれた「伝統的工芸品」の技術を海外目線で再評価し、海外需要を発掘していく「Craft Meetプロジェクト(クラフト・ミート・プロジェクト)」のテーマを発表した。

「伝統的工芸品」とは、伝統的技術・技法、そして地域の資源・技術・風土を基盤につくられた工芸品の中から「伝統的工芸品産業の振興に関する法律(伝産法)」が定める指定要件について審査し、認められた工芸品。昭和49年の伝産法施行後、これまで222品目が指定を受けている。

今回選定されたテーマは、「和紙」「金工品」「テキスタイル」「漆器」「京都・東京・大阪」など10件。選定に当たっては、伝統的工芸品の各事業者・産地組合からの公募のほか、伝統的工芸品に造詣が深いプロデューサーからの推薦によって事業者や地域の景勝地を追加し、対象候補をリスト化した。

その後、プロジェクトのコンセプトである「海外市場への進出に積極的である」ことを前提に、「コンテンツ力」「需要力」「販路開拓力」「地域への波及力」を評価。日本各地に存在する事業者・産地・景勝地を分かりやすく紹介すること、そして海外有識者とのコラボレーションや海外販路開拓を目指し、「素材」「カテゴリー」「地域」の視点で10件のテーマを選定した。選定された10テーマはストーリーブックと呼ばれるBtoB向け小冊子(日本語・英語)に掲載され、海外の展示会などで紹介する。

同事業では、今後、伝統的工芸品とのコラボレーションや販売を検討する海外有識者(海外のブランドマネージャー、デザイナー、料理人、バイヤーなど)を招へい。その際には10テーマを参照して、招へいルートを設計する。

また、海外有識者の招へい先への産地別指南会を開催。海外有識者からの再評価を基に、ストーリーづくり・商品開発・産地の観光資源化を通じてブランドづくりに取り組む。