健康保険組合連合会(健保連)は平成27年3月末現在の1409組合における平成26年度決算見込みの集計結果を公表。平成26年度は636億円の黒字となった。黒字に転じたのは7年ぶり。景気拡大を背景とした月額・賞与の上昇のほか、最大の要因として、増え続ける法定給付費や高齢者医療への支援金・納付金を賄うために、保険料率を引き上げたためと分析している。
一方、高齢者医療への支援金・納付金は3兆2794億円で過去最高を更新。保険料収入に対して43・8%を占めた。今後、後期高齢者支援金の総報酬割が拡大するなど現役世代に偏る負担構造は変わらず、依然として厳しい財政運営が懸念されている。
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