独立行政法人日本貿易振興機構(ジェトロ)はこのほど発表した「2015年版ジェトロ世界貿易投資報告」で、14年の対日直接投資は、前年比22・5%増の91億ドルと3年連続で増加したことを明らかにした。
報告書では、「世界貿易は小幅な伸び率」「日本の貿易赤字は14年半ば以降縮小傾向」「日本の対外直接投資は対ASEANが堅調」など世界の貿易投資環境を分析。また、14年末の対日直接投資残高は23兆3439億円となり、初めて20兆円を超えた。
対日直接投資残高におけるアジアのシェアは13年末の14・4%から14年末には15・5%に上昇。香港、シンガポール、台湾を中心とするアジアからの対日直接投資が増加し、アジアの存在感が増している。
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