刈谷商工会議所(愛知県)、仙台商工会議所(宮城県)、東京製菓学校が連携で実施しているプロジェクト「ずんだを活用した新商品開発事業~仙台と刈谷を結ぶ架け橋~」が5月初旬、新商品を完成させ、刈谷市内で販売を開始した。同事業は、東日本大震災からの復興に向けて実施した「遊休機械無償マッチング支援プロジェクト」で築き上げた絆を一層強くし、両地域の雇用創出や販路拡大、地域資源を徹底活用した持続可能な地域活性化を目的としたものだ。商品の原料を仙台でつくり、試作品を東京製菓学校で作成、刈谷で加工、販売を行う流れとなっている。
このたび誕生した新商品は、荒川屋製菓店舗の「ずんだ生クリーム大福」(150円)、オアシスベーカリーこむぎの「ずんだあんぱん」(150円)、「ずんだ入りラウンド食パン」(700円)、京都胡麻屋くれぇぷ堂の「ずんだクレープ」(480円)、たこやきクウの「ずんだ大判焼」(90円)の5品(いずれも税込み)。ずんだ生クリーム大福は荒川屋製菓店舗で、そのほかの商品は刈谷ハイウェイオアシス(パーキングエリア)で販売され、売れ行きも上々だ。今後は、日持ちのする手土産の販売も予定している。
刈谷商工会議所は、「幅広い世代に喜んでもらえる商品が出来上がった。また、店舗では、『東北支援』と書かかれたPOP広告も設置しているため、支援として購入してくれる人もいる。今後も三位一体で、少しでも多くの人にずんだ商品を味わってもらいたい」と話している。
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