春日部商工会議所(埼玉県)は10月15、16日、大沼運動公園・市民体育館にて「ふれあいフェスタ 第20回かすかべ商工まつり」を開催した。今回のイベントは、同所の創立20周年記念事業として行われたもので、商業即売会と工業物産展のほか、ビンゴ大会などさまざまな催しが行われた。秋晴れの下、2日間で6万8000人が来場し、来場者はグルメやイベントを楽しんだ。
会場となった大沼運動公園では商業即売会が行われ、人気飲食店など市内に事業所のある会員51事業者が出店した。また、公園内の市民体育館では、春日部の産業を再発見してもらうため工業物産展を開催。会員企業がそれぞれブースを設け、特産品である桐箱・桐製品や押絵羽子板、麦わら製品などが展示された。
春日部の桐製品は約300年の歴史を持ち、今もなお匠の技が受け継がれている。押絵羽子板は、桐の羽子板に押絵で装飾を施したもので、50~70の材料を組み合わせ、約200の工程を経て一つ一つ手づくりで仕上げられる。麦わら製品ではバッグなどが出品された。麦わら帽子も春日部の特産品で、明治10年ころから製造されていた歴史がある。
今回、会場には小学生の工作展示コーナーを設置。「ものづくり体験コーナー」も設けられ、子どもたちが桐の端材を使って工作を体験した。
また、同所青年部によるチャリティー大抽選会や同所女性会によるチャリティーバザーが行われたほか、女性会メンバーがカレーや焼きそばなどを販売する「女性会軽食コーナー」も設置、多くの人でにぎわった。
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