観光庁はこのほど、「訪日外国人消費動向調査(18年4~6月期)」の1次速報結果を公表した。18年4~6月期の訪日外国人全体の旅行消費額は1兆1233億円となった。
訪日外国人全体の旅行消費額を国籍・地域別に見ると、中国が3620億円(構成比32・2%)と最も大きい。次いで、台湾1502億円(同13・4%)、韓国1302億円(同11・6%)、米国846億円(同7・5%)、香港819億円(同7・3%)の順となり、これら上位5カ国・地域で全体の72・0%を占める。費目別に見ると、買い物代3893億円(構成比34・7%)が最も多く、次いで宿泊費3203億円(同28・5%)、飲食費2560億円(同22・8%)の順で多い。
訪日外国人(クルーズ客以外の一般客)1人当たりの旅行支出は、14万4千円となった。国籍・地域別に見ると、オーストラリア(26万4千円)、スペイン(24万4千円)、英国(21万9千円)の順で高い。
一般客1人当たりの旅行支出を費目別に見ると、買い物代が4万8千円と最も高く、次いで宿泊費(4万2千円)、飲食費(3万3千円)の順で高い。宿泊費は欧米豪で高い傾向が見られ、特にオーストラリア(10万7千円)と英国(10万1千円)が高い。娯楽などサービス費もオーストラリア(1万3千円)が最も高く、買い物代は中国(10万9千円)が最も高い。
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