今回は容器包装リサイクル法(以下、容リ法)に関する環境変化と最近の話題について触れていきます。4素材それぞれに変遷がありますが、プラスチック製容器包装(以下、プラ容器)とペットボトルを取り上げます。
総コストの9割超占めるプラ容器
再商品化事業者は審査を経てあらかじめ登録された事業者の中から入札により選定します。プラ容器の場合は、粉砕・洗浄により再生材料を得る材料リサイクルと化学的処理によるケミカルリサイクルの2手法が認められています。熱回収は原則的に認められていません。また、材料リサイクル優先の入札を続けているという特徴があります。
プラ容器の再商品化実施委託料は総コストの9割超を占めています。平成28年度より市町村からの引取量が少なかった18年度の約456億円をピークとして低下していますが、近年も300億円台で推移しています。
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