東金商工会議所(千葉県)は7月19日、介護に役立つ知識や技術を専門家が教える「家族介護教室」を同所会館で開催した。同講座は年5回開催するもので、今年度は5月から開催、今回で3回目だ。「ストレス介護からラクラク介護へ」をテーマに作業療法士、理学療法士の指導で介護が必要な人向けのリハビリや介護予防体操などが行われ、在宅介護を行っている人や介護に関心のある人など31人が参加した。
5月の初回は、東金市高齢者支援課による制度改正に関する説明が行われたほか、「住みやすい環境」をテーマに介護ベッドや浴室、手すり、車椅子などの介護用具を紹介。6月に開催された2回目では、高齢期の心身の変化と健康管理、認知症の人と暮らすことや介護と生活の両立などについて講義が行われ、それぞれ36人、34人が参加した。今後は9月13日に楽にできる介護術、10月18日に食事に関する講座を開講する予定だ。
同所は2016年に「福祉のまち推進委員会」を設立し、介護を担う家族を応援しようと昨年度から同講座をスタートした。講座は参加無料。市民の関心も高く、同所は今年度以降も継続していきたいとしている。
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