今も昔もにぎわう木曽路一の宿場町
江戸・日本橋と京都の三条大橋を結ぶ中山道六十九次の34番目、奈良井宿は、今も当時そのままの風情を色濃くとどめる宿場町です。幕府関係者や参勤交代で往来する大名をはじめ、江戸中期に庶民の間で全国的に広まった木曽御嶽(おんたけ)信仰などにより多くの旅人でにぎわい、南北約1㎞にも及ぶ宿場の様子は『奈良井千軒』とうたわれていました。 二階部分が少しせり出した出梁造(だしばりづく)りが特徴的なまち並みは大切に保存され、重要伝統的建造物群保存地区の指定を受けています。最近は、日本的な情緒を求める外国人観光客からも注目を集めています。
観光担当者がすすめる!わがまちの「イチ押し」
塩尻商工会議所 観光担当 海津 健司
毎年6月の第1金曜日から3日間「木曽漆器祭・奈良井宿場祭」を開催しています。最終日には、徳川将軍家御用達のお茶を京都から江戸まで運んだ行列「お茶壺道中」を再現します。また、本宿場で食べるソバも絶品です。ぜひお越しください。
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