日本商工会議所と全国観光土産品連盟は昨年11月、全国各地の優れた観光土産品を選定する「第58回全国推奨観光土産品審査会」の入賞品を発表した。今回は全国507企業から1014点が出品され、74点が入賞。このコーナーでは、「菓子」「食品」「民工芸」「グローバル」の各部門の最優秀商品に授与される大臣賞と日本商工会議所会頭賞を8回にわたり紹介する。
石川県金沢市にある「鼓」は、天然原料にこだわった濃厚でフルーティーなゼリーを販売している。「食べると幸せな気持ちになるお菓子づくりを目指しやってまいりました。素材を生かし、安心してお召し上がりいただけるよう創意工夫しております」とそのポリシーを語る。
この度、厚生労働大臣賞に選出された「涼菓 彩紙ふうせん」は、紙ふうせんをモチーフとした、みかんの房状の容器に6種のゼリーを組み合わせた涼感あふれるゼリー。黄がオレンジ、赤がストロベリー、緑がマスカット、透明がライチとグレープフルーツ、青がソーダ風味と6種の味の詰め合わせとなっている。
審査員からも「伝統工芸品の美・技・心を持つ石川県金沢市の情緒が目に浮かぶようなお菓子」「見た目と中身が一体となり、観光地ならではのものであったところに感銘を受けた」といった声が上がった。
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