東金商工会議所(千葉県)は昨年11月23日、東金市内で、フラフープを使った対戦型のスポーツイベント「EGフープバトル世界選手権」を開催。6才から67才までの51人が熱戦を繰り広げ、小学生の部では11歳の女の子が、大人の部では13歳の男子中学生がそれぞれ優勝を飾った。
EGフープバトルとは、同市発祥の新競技。一対一でフープを回しながら互いにぶつけ合い、先に相手のフープを落とした方が勝ちとなる。ちなみに、EGは東金(EastGold)を表している。
フラフープは昭和33年に国内で一大ブームとなったが、同市の東金小学校が健康被害への懸念から〝禁止令〟を発令。これを契機に、ブームは一気に下火となった。
同所はそんな経緯を逆手に取り、平成22年からフラフープを使ったまちの活性化事業に着手。同競技の考案やイベント開催をはじめ、当時への反省と〝鎮魂〟の意味を込めて、東金小学校跡地にある公園に「フープ塚」を建立。開眼供養を行ってブーム再燃を祈念するなど、ユニークな取り組みを通して地域をPRしている。
近年では健康被害説が否定された上、ダイエット効果への期待から、再び人気が盛り上がりの兆しを見せるフラフープ。同所は、「目標は、フープの世界的メッカ。東金に、世界中の人が集まるようになればうれしい」と期待を込める。
問い合わせは、同所(☎0475・52・1101)まで。
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