大田原商工会議所(栃木県)は、大田原市内を走る市営バスなどに関する写真作品を募り、「路線バスフォトコンテスト」を開催。昨年12月10~24日まで、入賞作品をバスの車内で展示した。
日々の足となる鉄道がなく、自家用車の保有率が高い同市。そこで、市民にもっとバスに親しんでもらおうと、同所は大田原市中心市街地活性化協議会を組織して、平成23年度からこのコンテストを主催している。
昨年度までは〝車窓からの風景〟を募集していた同所だが、「構図が限られてしまう」との配慮から今年はテーマを拡大し、バスが写っている風景や車内の様子なども募集。また、学生など、バスの利用率が高い若年層の参加を促すため、告知ポスターにはQRコードを入れ、携帯やスマートフォンから気軽に応募できるように工夫した。
作品は9月から11月にかけて募集。その結果、市内外から集まった26作品の中から、19歳の男子大学生が最優秀賞を、17歳の女子高生と80歳の東京都在住の男性がそれぞれ優秀賞を受賞した。
同所は、「今年は学生から20代の社会人まで、若い人の応募が多かったのがうれしい。来年度以降もこのコンテストを通じ、バスがエコで便利な乗り物であることを伝えていきたい」と話している。
問い合わせは、同所(☎0287・22・2273)まで。
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