小松商工会議所(石川県)が事務局を務める小松勧進帳カップ実行委員会(会長:西正次同所会頭)は石川県高等学校野球連盟と共に8月19、20日の2日間、歌舞伎「勧進帳」の舞台である小松市で、「第1回小松勧進帳高校野球交流試合」を開催した。同交流試合は市の高校野球の競技力向上と、スポーツを通じた交流人口の増加や地域産業の活性化を目指して行われたものだ。
会場は、弁慶スタジアムと石川県立小松高等学校グラウンド。今春「第89回選抜高校野球大会」で準優勝した大阪府の履正社高等学校を招待し、市内の6校(小松高等学校、小松明峰高等学校、小松工業高等学校、小松商業高等学校、小松市立高等学校、小松大谷高等学校)が参加して熱戦が繰り広げられた。試合形式はリーグ戦で、全12試合。両日共に天候に恵まれ、会場には参加校のOBや保護者、関係者、野球ファンらが2日間で延べ3700人集まり選手に声援を送った。
閉会式では、招待校を除く6校から金賞と銀賞が選ばれ、金賞の小松大谷高校には同市の伝統工芸「九谷焼」の人間国宝・吉田美統氏が手掛けた金杯、銀賞の小松高校には日本工芸会石川支部幹事長で県文化協会理事の中田一於氏が手掛けた銀杯が贈られた。
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