日本商工会議所は6月12日、日本経済団体連合会、経済同友会、日本貿易会、日本マレーシア経済協議会と共にマレーシアのマハティール首相との懇談会を都内で開催した。マハティール首相は、「マレーシアは日本から技術だけではなく、職業倫理や勤労についても学んだ。今後も日本の人と日本の技術をもって発展を加速させ、先進国の仲間入りを果たしたい」と日本からの投資に期待を寄せた。
日商の三村明夫会頭は、両国の緊密な関係の礎を築いてきたマハティール首相の就任を心から祝うとともに、首相就任後の最初の訪問地として日本を選んだことを歓迎。「マレーシアの発展を思う強い気持ちと、日本に対する強い期待、および行動力に心から敬意を表したい」と述べた。また、マハティール首相から提起された公平な自由貿易とはどのようなものであるのかという設問に対して、「われわれも考えなければならない」と回答。両国の新しい関係構築・強化に一層注力し、マレーシアのさらなる発展にさまざまな形で貢献したいと強調した。
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