彦根商工会議所(滋賀県)は12日、地元の教育機関・ミシガン州立大学連合日本センター(JCMU)の留学生と会員企業の「第1回彦根&ミシガン国際交流会」を開催。今月彦根に来たばかりの留学生のほか、講師やスタッフ含め約100人が集い、盛り上がった。
同所の小出英樹会頭による英語を交えた歓迎あいさつに続き、彦根の良さを感じてもらおうと観光紹介のDVD放映や、中川哲副会頭らによるスペシャルライブを開催。参加者からは、「センターができてから25年になるが、これまで交流する機会が少なかった。いろいろな話ができて楽しかった」と好評だった。
今回の交流会は、地域経済の国際化と会員企業の海外進出を目指し、同所が今年2月にJCMUと「産学連携に関する業務連携・協力に関する協定」を締結したことがきっかけ。国際交流を身近に体験してもらおうと企画した。さらに同所は、会員企業から「ぜひ海外展開を視野に入れた取り組みをしてほしい」との強い声があり、JCMUの協力で「ビジネス英会話セミナー」も実施している。セミナー参加者にとって、交流会は実践の場になった。
同所は、「彦根にしかないミシガンとの関係性を活用しながら国際交流を深め、会員企業の海外展開への意欲を高めていきたい。今後も交流会を希望する声が多く、産学官で連携しながら輪を広げていければ」と話している。
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