各地商工会議所を通じて集まった逸品を、週替わりで東京・秋葉原の食のテーマパーク「日本百貨店しょくひんかん」で販売する「地域うまいもんマルシェ」が好評開催中だ。店舗で販売された人気商品の「こだわり」に迫る。
大町商工会議所は、「大町三蔵」と呼ばれる地元酒蔵の銘酒や昨年度の「信濃大町特産品開発コンテスト」入賞商品、そのほか地元の物産館「いーずら大町特産館」で人気の特産品の数々を紹介した。
大町三蔵とは、銘酒「北安大國」「白馬錦」「金蘭黒部」で知られる地元の三つの蔵元。北アルプスの清らかな水を使った各蔵元自慢の酒がブースに並んだ。毎年秋には大町三蔵の地酒飲み比べができるイベント「北アルプス 三蔵呑み歩き」を開催しており、今年も9月1日に開催する予定だ。
「信濃大町特産品開発コンテスト」の昨年度入賞商品からは、加工食品部門グランプリを受賞した「信州大町・北アルプス産ブルーベリーと糀(こうじ)のソース」(手作り食品 蛍)をはじめ、イノシシ肉を使用した「ジビエのおやき風サンド」(信濃おやき 幸庵)、「ジビエのジャーキー」(山麓ファームダイニング 健菜樂食Zen)などを出品。食害を及ぼすイノシシの肉を有効利用したもので、おやつやおつまみにお薦めだ。
そのほか、ビタミンCが豊富な「柿の葉茶」、紫と黒のまだら模様がきれいな「高原の花豆」、大町産ふじ100%の「りんごじゅうす」、食用ホオズキの塩漬け、「塩ほおずき」など多彩な商品がそろった。「大町の小規模事業者の逸品を多くの人に知ってもらいたい」と同所は話している。
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