大阪商工会議所南支部は8月23・24日に、「あべの天王寺・サマーキャンパス」を開催した。市内の阿倍野区、天王寺区の地域全体をキャンパスに見立て、小学生を中心とする親子連れに体験や学びのプログラムを提供。まちの魅力発信と新たな地域のイメージ創出とともに、集客強化と販路拡大を図った。
夏休み中の子ども向けに、地域の学校、寺院、施設、店舗などの協力を得て26種類のプログラムを企画。中でも「メディカルキッズ@MedCity21お医者さんや看護婦さんになってみよう」には、約300組の親子が参加し、人気を博した。他にも「本物に触れよう! 映画館の写実体験」、「ゲームのプログラミングとロボットカー体験」、「羊の毛で羊をつくろう」、「はにわ作り体験」など個性あふれるプログラムが実施され、2日間で約3800人が新たなまちの魅力を体感した。
キャンパス開催中は、阿倍野区と天王寺区の商店街で「子どもドリーム屋台」などのイベントも開催。さらに同事業に賛同した約200の店舗を紹介するガイドブックを4万部作製し、プログラムへの参加や掲載店で飲食をすると景品が当たる抽選会を実施して、地域の消費拡大にも貢献した。
同支部は、「多くの連携で実現したこのイベントを通じて、地域の人に、新たなまちの魅力を知っていただけたらうれしい」と話している。
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