竹田商工会議所青年部は1月2日と4日、竹田市の民芸品で縁起物の「姫だるま」を会員事業所に届ける正月恒例の行事「投げ込み」を実施。メンバー28人が141の事業所に約200体の姫だるまを配布し、商売繁盛を祈念した。
投げ込みは、古くから竹田市で行われ、昭和55年から同YEGが引き継いでいる伝統行事。「初売りと御用始めの日に姫だるまを投げ込まれた家は福が舞い込む」と伝えられ、メンバーが事前に申し込みのあった事業所を回り、手渡ししている。
訪問先でリクエストがあると、メンバーが「新春の祝いめでたき姫だるま、七転び八起き、家内安全、商売繁盛……イヨー、おめでとうございます!」と、昔ながらの口上と一本締めで盛り上げる。毎年依頼しているという事業所の代表は、「これをもらうと、新しい年の訪れを実感する」と顔をほころばせた。
プロジェクトリーダーを務める同YEGの小澤洋志さんは、「年の始めに福を配る、ありがたいお役目。気持ちを引き締め、伝統を大切に引き継いでいきたい」と振り返っている。
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