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埼玉から“平成の渋沢栄一”を表彰し全国に発信します!
埼玉県深谷市の出身である渋沢栄一の偉業を顕彰するため、埼玉県では毎年、渋沢栄一の精神を今に受け継ぐ全国の企業経営者に「渋沢栄一賞」を授与している。
企業倫理に則った経営と社会貢献を行う経営者を表彰
埼玉県と渋沢栄一記念財団、深谷市が合同で主催する『渋沢栄一賞』は、渋沢栄一の精神を今に受け継ぐような活動をしている全国の企業経営者に贈られている。渋沢栄一の生き方や功績を全国に発信するとともに、今日の企業家のあるべき姿を示すためだ。
「この賞は、渋沢栄一の功績と精神を全国に知らしめていくことを目的として平成14年に始まり、29年度で第16回を迎えました。市や県が全国の企業経営者を対象にした賞を設けているのは珍しいと思います」(賞を担当する埼玉県庁の産業労働部産業労働政策課、以下「 」は全て同課)
渋沢栄一賞の選考対象者は、社会貢献を行っている、地域に根差した企業の経営者で、以下の1と2に該当する人となっている。
1.企業倫理に則り健全かつ優れた経営を行っている
(例)
・社会の新しい課題へ対応する企業活動
・特徴のある企業活動
・豊かな社会を実現するための先駆的な企業活動 など
2.社会貢献や地域貢献を行っている
(例)
・奨学金の支給、障がい者への支援
・環境保全活動、文化事業などへの継続的支援
・国際貢献活動 など
「受賞者は毎年2人か3人で、これまでに40人の方々を表彰させていただきました。選考対象者は企業ではなく経営者個人で、すべて他薦となっています。各県の経営者協会や金融機関などから推薦をいただくことが多く、その中から選考委員会が審査して、埼玉県知事が受賞者を決定します。推薦される方々は立派な経営者ばかりなのですが、選考のポイントは、社会にどのように貢献し、それをどの程度継続して行っているかというところになります」
そして今年度も『第17回渋沢栄一賞』の実施が決定している。「この賞をもっとアピールすることで、渋沢栄一の名前と功績を広め、渋沢栄一の精神を埼玉から全国に発信していきたいと考えています。候補者推薦の書類を出していただく際には、必ずしもご本人の了解を得る必要はありませんので、渋沢栄一の精神を受け継ぐような社会貢献を行っている企業経営者の方が地元にいらっしゃいましたら、ぜひご推薦いただけたらと思っております」
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