◆舛添東京都知事の辞任表明について
政治資金の使途などを巡る一連の問題について、舛添都知事は十分に説明責任を果たせたとは言えなかった。その結果、都民のみならず国民の信頼を失っており、辞任はやむを得ないと思う。東京においては、4年後に迫っている2020年東京オリンピック・パラリンピックへの対応にとどまらず、防災対策、産業政策をはじめとした重要課題が山積している。都政に滞りのないよう、速やかに後任の知事が選ばれ、着実に施策が遂行される体制が整うことを望む。 (6月15日)
◆参議院議員選挙の公示について
今回の参議院議員選挙においては、各党、各候補者には、国民が政策の違いを明確に理解できるよう、中身の濃い論戦を期待したい。わが国が人口減少と超高齢化の加速という構造的課題に直面する中で、目指すべき日本の未来のかたちを明示するとともに、具体的な政策を実現性・整合性のある形で国民に丁寧に説明していただきたい。 有権者である国民は、各党、各候補者の政策を吟味し、国政を託するにふさわしい政党や候補者を選択してほしい。また、選挙権年齢が18歳以上に引き下げられたが、若い有権者の方々にも未来の選択である大切な一票の重みを感じてもらい、党の公約や候補者の主張と資質をしっかりと見極めて投票してほしい。 (6月22日)
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