FIFAマスターで修士号を取得
2011年に現役を引退した時、「これからは、サッカーと関わりながら何か違うものを学びたい」という気持ちを強く持っていました。ヨーロッパのクラブでプレーした時に、サッカーが社会に根付いていることを実感し、日本でサッカーがもっと大きな存在となるよう貢献したい、と考えたからです。
そんな時、FIFA(国際サッカー連盟)の修士課程「FIFAマスター」で、サッカーを中心にスポーツの歴史、経営、法律を学び、日本の修士課程相当の資格が得られることを知り、「これこそが自分が探していた道だ」と思いました。英語のレポートと国際電話でのインタビューによる選考を経て、2012年に入学。24カ国・地域から集まった同期生30人で、10カ月間、イギリス、イタリア、スイスを回って勉強してきました。卒業論文として「ボスニア・ヘルツェゴビナ」をテーマとしたこともあり、現在、同国の子供たちを支援するプロジェクトも推進しています(関連サイト=http://little-bridge.net/)。
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