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情熱ぴーぷる 第18回女性起業家大賞・グロース部門特別賞

見えない障がい「失語症」のある人々の社会参加の一助となれる企業へ

株式会社言語生活サポートセンター 代表 園田 尚美(そのだ・なおみ)

株式会社言語生活サポートセンター 代表 園田 尚美(そのだ・なおみ)

失語症について

失語症は「話す、聞いて理解する、読んで理解する、文字を書く、計算する」など、人間のコミュニケーション能力全般の障がい要因となる脳卒中や脳外傷などの後遺症で、脳の中枢神経、言語野の損傷によって生じる障がいです。その障がい特性から、医療、福祉、保健、社会的認知などのあらゆる分野で対策が遅れてきた疾患です。発症は40代から50代に多く、全国に推定50万人の患者さんがいます。

失語症のある人の切実な願い「当たり前の生活の確保」

起業のきっかけは、2003年2月、夫が脳卒中から重度の失語症者になったことでした。病院を退院した後、地域で言葉のリハビリをする環境が全くなく、引きこもりの生活を余儀なくされ、失意の下に長い年月を過ごしていました。失語症は、2年から3年、あるいは疾患状態により長期の機能訓練により改善が見込めることを多くの専門家が報告していますが、回復期病院でのリハビリは180日と定められています。また、失語症の回復は退院後、地域で生活しながらの機能訓練の方がより効果的であると指摘されているにもかかわらず、そのリハビリ環境は、障がい福祉サービス、介護保険サービスともにゼロに等しい状態です。

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