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もらってうれしい大人の手土産 きな粉が香る素朴な菓子をひとつまみ 「五家寶」

五家寶 15個入(個包装)648円)

熊谷名物の「五家寶(ごかぼう)」は名前に“宝”が付くめでたい和菓子。五家宝、五荷棒、五嘉宝とも記し、草加せんべい、川越の芋菓子と並んで埼玉三大銘菓の一つに挙げられる。きな粉をまぶした棒状の菓子で、持つと羽のように軽い。ほのかな甘味を感じ、歯触りはさっくり、しんなりして、せんべいともまんじゅうとも違う。風味、食感、香りも実に素朴だ。

つくり方は、まずもち米をついて餅にしてから薄く伸ばして乾燥させる。その後粉砕、あられ状にしてから蒸して、水アメなどでタネときな粉生地を合わせて棒状に固め、一口大に切り分ける。最後にぐるりと全身にきな粉をまとってでき上がりだ。江戸時代から製法を変えていない自信と伝統をひしひしと感じる。

それにしても、なぜ“ごかぼう”と呼ばれるのか? その由来には、茨城県五霞村や上州甘楽郡五箇村などが発祥だからという地名説や、長さ3寸の“一ケ棒”といわれていた干菓子を大型にし、五嘉宝と名付けたという説などもあるが、はっきりしていない。口当たりが軽いので、ついつい食べ過ぎてしまうがご安心を。添加物なし、脂肪分もほとんどないのでダイエット中でも問題なし。緑茶のほかコーヒーともよく合う。

Data

社名:紅葉屋本店

所在地:熊谷市佐谷田3247番地

電話:048-521-0376(代)

Information

電話のほか下記よりネットでお取り寄せも可能

http://momijiyahonten.com/gokabou.html

小林しのぶ 千葉県出身。いつも取材で世界中を飛び回っている行動派の旅行ジャーナリスト、フードアナリスト。食べた駅弁の数は5000食を超え、「駅弁の女王」とも呼ばれている。『ニッポン駅弁大全』(文藝春秋)など著書多数。

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