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伝えていきたい日本の技 さくら染め

和の衣さとう(岩手県北上市)

桜の色を残すため、染料に漬ける時間に細心の注意を払い、薄手のものから厚手のものまでむらなく染め上げます(撮影:加藤正博)

今月は、淡い桜色が春の息吹を感じさせる『さくら染め』の小物をご紹介します。

北上市内にある公園で展勝地は、約一万本の桜で知られ、「みちのく三大桜名所」のひとつにも数えられています。この桜を生かした草木染めに取り組んでいるのが悉皆屋(しっかいや)(染め物、染め返し、洗い張りなどを請け負う店)の『和の衣さとう』です。

かつて北上市極楽寺で行われていた草木染めの基本的な技法に忠実に従い、桜本来の色が出るよう一枚一枚手作業で染め上げています。ショールやハンカチなどさまざまなものを染める技術だけでなく、ほんのりと桜が香る商品を開発するなどバリエーションの展開にも力を入れています。

さくら染めは、地元の新たな工芸品として認められつつあります。このことをきっかけとして全国から展勝地にも足を運んでもらえたらと、いわて特産品コンクールや全国観光土産品連盟主催の審査会などに出品し、高い評価を得ています。

※月刊石垣2018年3月号に掲載された記事です。

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