函館商工会議所(北海道)は、人気テレビアニメ「ハクション大魔王」のキャラクターを活用した観光PR動画を制作した。新型コロナウイルス感染症の影響により大幅に落ち込んだ観光入込客数の回復を目指して企画。函館市や同アニメの制作会社タツノコプロの協力を得て制作した。
動画はテレビアニメからユーチューバーデビューした着ぐるみの「はくしょん大魔王」と娘の「あくびちゃん」、息子の「ぷぅーたくん」が家族旅行で函館を訪れ、食や景観、人の魅力に触れるストーリー。一家は市電に乗って五稜郭タワーや金森赤レンガ倉庫、函館朝市、函館山ロープウェイなどを訪ね、その魅力を紹介した。
「ハクション大魔王」は、1969年に放送されたアニメ。今年4月から9月まで、その50年後を描いた「ハクション大魔王2020」も放送され好評を得ている。タツノコプロの門屋大輔社長が、はこだて観光大使を務めている縁で、観光PR動画の制作が実現した。
同所はこの動画による誘客効果に期待しており、今後もタツノコプロのキャラクターを活用しながらさまざまな企画を行う予定だ。動画はYouTubeの「公式はくしょん&あくびちゃんねる」で公開している。
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