守山商工会議所(滋賀県)は、立命館守山高校の生徒による守山市内の商店街の取材に協力し、同所広報誌「あすのたね」10月号の「Ritsu Morley Eye」コーナーで記事を紹介した。取材したのは同校3年生の江口匠実さんと森井開さん。文系クラスの授業の一環で、2人は「知らなかった商店街の魅力を探り、若い人に発信したい」と商店街取材を企画した。
同所は生徒らから相談を受け、取材先として和菓子店「鶴屋吉正ギャラリー美秀」とレコード店「キタダレコード」を紹介。同所の協力の下、生徒らは自らアポイントを取り、店主へ取材を行った。
和菓子店では伝統菓子「琥珀(こはく)糖」の製造も体験。江口さんが記事を書き、森井さんはインスタグラムで発信した。取材後、江口さんは「お店の人が温かかった。一人でも多くの人の目に留まるよう発信したい」と述べ、森井さんは「琥珀糖はインスタ映え間違いなし。若者に共感される投稿をしなければ」と話した。
取材を受けたキタダレコードの北田照夫さんは「商売を長く続けていると発想が凝り固まる。若い人たちのアイデアをもらえるとありがたい」と話した。同所は「高校生の情報発信は商店にとって刺激になる」と橋渡し役になることを歓迎している。キタダレコードの取材記事は同所広報誌12月号に掲載する。
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