日本商工会議所は2020年12月14日に日商簿記検定試験3級、21日に2級のネット試験方式(CBT方式)での実施を開始した。コロナ禍での試験会場確保が困難な状況も考慮し、年3回(6・11・2月)の統一試験日にペーパーで行う従来の試験方式(統一試験方式)に加えて、随時施行可能なネット試験方式を導入したもの。
同ネット試験は全国の試験会場114カ所で始まり、初日には計約900人が3級を受験した。多くの受験希望者に安定的に受験機会を提供することができることから、申し込みは12月時点ですでに2万5000人を超えている。
試験会場の一つとなった東京・銀座の銀座CBTS歌舞伎座テストセンターでは、初日の1回目に11人が会場のパソコンで受験した。引き続き、受験者が希望した時間(15分おきに選択可能)に試験は実施され、同会場ではこの日に64人が受験した。
受験者からは、「受験機会が増える」「短時間の試験なので集中して問題に取り組めた」「学習の進捗(しんちょく)に合わせて受験できる」「再チャレンジしやすい」などの声が寄せられた。
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