佐原商工会議所(千葉県)は、着物を着て佐原市内の店舗へ来店すると、買い物割引券がもらえるイベント「佐原まちぐるみ 着物の日」を3月までの毎月第3金・土・日曜日に開催している。
同事業は、同所や古民家を再生した宿泊施設を展開する「NIPPONIA SAWARA」と共催。新型コロナウイルス感染症対策を講じつつ着物での飲食や買い物を楽しんでもらい、歴史的町並みが残る佐原を「着物の似合うまち」として定着させようと企画した。
買い物割引券は、周辺の飲食店や土産店など約60店舗の協力施設にて10%割引で使用でき、「さわら町屋館」で地図3枚と共に提供される。
参加者からは「割引券で佐原の町並みをよりお得に楽しめた」「次回も着物の日に合わせて行きたい」などの声が届き、好評だ。
近頃、佐原はインスタ映えのまちとして若者の人気を集め、着物姿の観光客が増え始めている。同所はこれを機に、まちのにぎわい創出、地域商業を活性化させ、さらなる集客を目指している。
同所の担当者は「コロナ禍だが、今できることをまちぐるみで取り組み、訪れた方々に佐原の良さを再発見していただければ」と期待を込める。
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