二本松商工会議所(福島県)と二本松市内の20事業者でつくる「一店逸品研究会」は、同研究会参加店のお薦め品をまとめた冊子『殿、城下町を巡る』を2020年10月に発行し、参加店で無料配布している。
同所は05年から、事業者がこだわりを持ってつくった、まだその良さが知られていない商品に光を当てて紹介する「一店逸品運動」を実施。逸品には食品、雑貨、サービスなど多様な商品があり、毎年3月には市民向けに逸品お披露目会や逸品フェアを開催している。20年は、新型コロナウイルス感染症の流行により同イベントが中止となったため、より多くの市民に逸品を知ってもらい、参加事業者を応援しようと、新たな逸品も含めて1冊にまとめたカタログを企画した。
冊子は、二本松が城下町であることから、PRキャラクターの「殿様」がまちへ繰り出し、「うまいもの」「こだわり」などテーマ別の横丁を巡る設定とし、20事業者約80点の逸品を紹介している。バッグに入れやすいA5判でオールカラー。
「こんな商品があったら驚く、きっと喜ばれる、と思いを込めてつくられた商品ばかり。多くの人にぜひ知ってほしい」と同所担当者は話している。
最新号を紙面で読める!