当店は大正9年の創業以来、奈良漬をつくり続けています。契約農家で育てられた野菜を使用し、熟練の職人が真心込めて漬け込んでいます。
大和高田の各商店自慢の商品やサービス、技術を知ってもらう「たかだ逸品」は、かつて商店街ごとにそれぞれ実施していた逸品運動を「みんなで一緒にやることで商店街の活性化につなげよう」と、平成18年に商工会議所とともに始めました。
月1回の全体会議「たかだ逸品研究会」に店主が集まり、各店の商品やサービスに異業種の目線で意見やアドバイスをもらっています。お互いの良い所をまねたり、魅力や特徴を伝える方法を一緒に考えたりすることで、お客さまに自信を持って紹介しています。
また、参加店のリーダー会議である「逸品推進委員会」では、さまざまな企画を検討・実施してきました。その中でも、たかだ逸品を始めた当初から継続している発表会は評判が良く、多くの市民にこだわりの逸品の展示即売や無料体験、グルメなどを楽しんでもらっています。
2年前からは発表会の会場で「ブースプチツアー」を始め、参加店のスタッフが各店のブースで見どころを隅々までご案内。逸品はもちろん、名物店主も紹介していますが、お互いの商品やお店の特徴を知っているからこそできることだと思います。
昨年は「たかだ逸品応援団」を立ち上げ、毎月11日の「たかだ逸品の日」に割引などの特典を受けてもらっていますが、お客さんに参加してもらい、周りの方に商品を紹介してもらうきっかけになればと思って始めました。
これまでも、お店を巡る「たかだ逸品ツアー」を開催したり、パンフレットのデザインを工夫したりしてきましたが、こうした活動も商工会議所に協力してもらっていますし、藤本さんには第三者的な視点でアドバイスをもらっています。これからもみんなで協力して「たかだ逸品」の認知度を上げるように取り組んでいきたいですね。
担当者からひと言
ご相談は最寄りの商工会議所までお気軽にどうぞ!
「商業の街、大和高田」の活気を取り戻そうと始めた「たかだ逸品」は、現在、有志15店に参加いただいています。加藤さんをはじめ若い店主の方々に参加してもらっている逸品推進委員会は、さまざまな議案の検討や、活動がマンネリ化しないよう、イベントの企画、チラシの作成なども提案いただいています。推進委員の皆さんがいなかったら「たかだ逸品」は存続していなかったと思います。
商店街の若手リーダー的存在である加藤さんは、本業が忙しい中、「たかだ逸品」でも皆さんの意見を聞き取りながらリーダーとして仕切っていただいています。今後も「たかだ逸品」の推進に向けて、商工会議所もしっかりサポートし、一緒に盛り上げていきたいと考えています。
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