館山商工会議所(千葉県)は、正面玄関に「#広がれありがとうの輪 STOP!感染拡大」と書いた看板を設置した。最前線で新型コロナウイルスと闘う医療従事者や経営に影響を受けている事業者へエールを送ると同時に、感染予防や新型コロナに関わる差別・偏見の根絶を呼び掛けるのが狙い。
「#広がれありがとうの輪」とは感染予防の重要性や医療従事者への感謝の思いを伝え、医療従事者や感染者に対する差別・偏見をなくすため、賛同する組織、個人がSNSなどで発信し共感の輪を広めようという厚生労働省のプロジェクト。昨年12月にスタートし、多くの企業や団体、自治体などが共通ハッシュタグ「#広がれありがとうの輪」を用い情報発信している。
同所も感染予防の呼び掛けを考えていたところ同プロジェクトを知り、その趣旨に賛同して、より多くの市民に知ってもらおうと看板を製作、設置した。担当者は「〝ありがとうの輪〟に賛同する人が増え、差別や偏見がなくなることを願う。感染症に強い社会となり、少しでも早く経済が回復することを目指したい」と話している。
最新号を紙面で読める!