政府は3月17日、首相官邸で、第8回成長戦略会議を開催し、スタートアップ企業の成長と規模拡大の環境整備、中小企業施策の充実などについて意見交換を行った。
会議に出席した日本商工会議所の三村明夫会頭は、「地域の持続的発展のためには、自ら変革に挑む意欲ある中小企業を強力に後押しすることが重要だ」と強調。若い経営者ほど、コロナ禍においても新しい取り組みを行う傾向にあることに触れ、「経営の強靭(じん)化のためにも、事業承継の促進が重要」との考え方を示した。
M&Aに関しては、「M&A後に新会社の経営人材の円滑な確保が可能となるような環境整備を行うことが必要」と述べた。また、大企業と中小企業の共存共栄を目指す「パートナーシップ構築宣言」について、梶山経済産業大臣が目標を2千社に拡大する意向を示したことについて、「ぜひ実現していきたい」と強調した。
最新号を紙面で読める!