大小600のひな飾りと行灯で春を呼ぶ
流山商工会議所女性会は2月13日から3月7日まで、「流山本町ひなめぐり2021~切り絵行灯とともに~」を開催した。
古き良き時代の佇(たたず)まいを今に残す流山市の本町界隈は、江戸川の水運と白みりん発祥の地として栄えてきた地域。同イベントは、この本町界隈に春を呼び込もうと始まったもので6度目の開催となる。今年は、約50カ所の店舗や施設に飾られたひな飾りが、大小600超を数えた。
期間中は、特製地図を手に散策する多くの人が見られ、なかでも、大広間いっぱいにひな飾りを並べた流山福祉会館には1300人もの見学者が訪れた。特別参加会場の流山小学校では、6年生が製作した約150基の切り絵行灯(あんどん)を展示。歴史ある流山本町の春を楽しく美しく盛り上げた。
また、手づくりのうさぎ雛(びな)は、家業の忙しい女性会会員でもつくりやすいデザインとして本イベントのメインキャラクターに認定。同市ツーリズムデザインの、ナガレヤマイイカモ柄のうさぎ雛を制作して好評を博した。会期中には「和菓子屋4代目ご当主の話」などの講演会や、うさぎ雛づくりの講習会、はるうららコンサートなども行われ、万全な感染症対策を講じながらの開催となった。参加メンバーは「コロナ禍に打ち克(か)つ活力と春を呼び込む元気を与える一助になれば」と話している。
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