おかねってなぁに?
監修:澁澤健 作:岡田さえ(非売品)
商工会議所の生みの親・渋沢栄一翁が教える〝お金の話〟が絵本になった。渋沢翁は生涯約500の会社の設立に関わり、約600の教育機関や社会公共事業の支援、民間外交に尽力した人物。2024年に新紙幣の1万円の顔となることで注目され、今年のNHK大河ドラマ「青天を衝(つ)け」でその生涯が描かれている。
この渋沢翁から「お金の本質を親子で学んでほしい」と、日本商工会議所青年部(日本YEG)が絵本の制作を企画。クラウドファンディングにより全国から協賛金を集め、発刊した。
絵本では「お金の歴史」「お金の三つの役割」「お金の使い方」「ありがとうが増えるとお金が増える(能く集め能く散ぜよ)」など渋沢翁の教えが、ほのぼのとしたイラストと平易な言葉で記されている。監修は、渋沢翁の玄孫にあたる澁澤健氏に依頼。地域の子どもたちに読んでもらうことで、渋沢翁とYEG活動をより身近に感じてもらうことなどが狙いだ。
絵本は協賛者への返礼品としたほか、全国415のYEGが地元の首長に寄贈し、地域の公立図書館や小学校に届けた。
(A4判/40ページ/非売品/日本商工会議所青年部)
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