長野商工会議所女性会はこのほど、新型コロナウイルス感染拡大の影響による経済的困窮で、生理用品を購入できない女性を支援するため「生理の貧困をなくそうプロジェクト」を立ち上げた。
困窮者に無償配布する資金を集めるため、募金箱を同所、篠ノ井、松代支所のほか、会員事業所や店舗などに設置。目標金額は30万円とし、募金箱に寄せられた寄付金で2カ月ごとに生理用品を購入する。それ以上多く集まった際は食料支援などにも充てる計画だ。
5月12日には、活動の第一歩として女性会が事業費で購入した生理用品90パック3万円分を市に寄贈し、市内25校の中学校に配布。市内各所に生理の貧困を取り上げたポスターも掲示し、活動を広く周知している。
女性会の山浦悦子会長は「声を上げられない女性の立場に立ち、このプロジェクトを第一歩として社会に発信していきたい」と話している。プロジェクトは11月30日まで。
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