各地商工会議所を通じて集まった逸品を、週替わりで東京・秋葉原の食のテーマパーク「日本百貨店しょくひんかん」で販売する「地域うまいもんマルシェ」。今回は、8月3~16日に出品された西尾の〝自慢の逸品〟を紹介する。
西尾商工会議所は、西尾市産の抹茶を使用した抹茶入り緑茶飲料「西尾っ茶」を出品した。同市と周辺地域は全国有数の〝抹茶〟の生産地。茶の産地は多々あるが、西尾は抹茶に特化して生産している茶所だ。「西尾の抹茶」は今でも石臼挽(び)きなど伝統的製法にこだわって製造され、濃い緑、上品な香り、うま味とこくが特徴で、品評会でも高く評価され、特許庁の地域団体商標にも登録されている。抹茶スイーツなどの加工食品にも多く使われ、世界40カ国に輸出されている。
西尾っ茶は、西尾の抹茶をPRする目的で、同所と西尾茶協同組合、西尾酒販協同組合が2001年に「ふりふり踊ろっ茶」の名称で商品化したもの。その後、容器をボトル缶にし、使用する煎茶も西尾市産にするなど改良を重ね、12年に改名した。さらに抹茶の量を1・5倍に増量、容器のデザインもリニューアルし、今年で発売20周年となる。
その特徴は、味わいの濃さだ。抹茶も煎茶も厳選した「一番茶」(新茶)を程よくブレンド。抹茶のほんのりとした甘みと香り、煎茶のきりっとした味わいを生かしたうま味のある緑茶に仕上げている。市のふるさと納税の返礼品にもなっており、ギフトにもお薦めだ。さらなる知名度向上を目指し、パンフレットや冊子を配布するなどPRした。
商品詳細は、https://r.qrqrq.com/HIYAz1WYを参照。